生まれて初めての体験
その結果、
大腸の精密検査を受けるように
通知が来ました。
「いやだなあ」と思いつつ、
意を決して自宅近くの個人病院へ。
その病院の先生が、
普段からちょっと具合が悪いときには
すぐに診てもらう主治医であったのが、
その病院へ足を運ぶ
きっかけとなったのでした。
手術着に着替えて、
ドキドキしながら
待合スペースで待っていると、
外来で来ていた知人とバッタリ。
「どうしたんですか?」と問われ、
周りの目を気にしつつ事情を説明。
緊張感が一気に
膨らむことになってしまいました。
名前を呼ばれて検査室に入り、
生まれて初めての大腸ファイバー。
私はモニター画面に背中を向けていたので、
先生と看護師さんの声だけが
ガンガン耳に入ってきます。
時々先生が
「おぉ?」とか「うーむ」などと
声を発するたびに、
こちらはドキッ!
しかも、肝心のファイバーが
なかなか大腸の奥まで通っていかず、
腸壁にぶつかるたびに悶絶する私。
看護師さんからは
「ゆっくりと息を吸ってぇ、ハイ吐いてぇ」
と手を握られながら言われる始末。
何かに似ているなぁなどと笑う余裕もないうちに、
ポリープが2つ見つかり、
焼いて即、切除。
先生は
「腸がぐるっと360度ループしてるんですね」
と不気味なことを言い残し、
全長の3分の1だけ検査完了。
残りは翌日バリウムを入れての
レントゲン検査ということになったのです。
そこから翌朝まで入院、絶食。
水だけは少しずつ口にしてよいということで、
ただでさえ気分が滅入るので、
自宅から持ってきていた
「ブスの瞳に恋してる」と「風味絶佳」
を一気に読破。
同室のおじいさんのイビキに
悩まされながらも、何とか翌朝を迎えます。
そして、2日目の朝。
バリウムによる検査を受けて、
先生からレントゲン写真を
見せてもらってびっくり。
腸が2回ループを巻いている。
まるでコークスクリュー2回転状態。
「1つ目のループはクリヤーできたけれど、
2つ目は突き抜けれなかったんだよね」と先生。
「本当に突き抜けたら大変でしょう!」
と心の中でツッコミを入れつつ、
まずはそれ以上のポリープは
なかったことにほっと安心したのです
(ちなみにループも心配いらないとのこと)。
前日夜から36時間絶食という経験も初めてなら、
大腸ファイバーもポリープ切除も初めてという、
初物づくしの2日間。
帰宅後のおかゆのおいしかったこと。
健康であることのありがたさを
あらためて痛感したのでした。
映画「花よりもなほ」のこと
「花よりもなほ」。
カンヌ映画祭で最優秀男優賞を受賞した
柳樂優弥くん主演の映画「誰も知らない」の
監督でもある是枝裕和氏初の時代劇映画。

やれ「パイレーツ…」だの
「ゲド…」だのと
大作にたくさんの観客が集まっているのを横目に、
渋〜い選択をしたのには訳があります。
主演の岡田くんもさることながら、
脇を固める俳優陣が、
宮沢りえ・古田新太・香川照之・浅野忠信・
寺島進・夏川結衣・原田芳雄・木村祐一…とくれば、
もう観るしかない!と思った次第。
あの「THE有頂天ホテル」以上の期待をもって
映画館へ行ったのです。
時は、元禄十五年。
五代将軍綱吉が治世をしいていた江戸中期。
岡田くん扮する青木宋左衛門は
父の仇を討つべく江戸に出て三年。
ところが、この宋左衛門は
剣の腕前がからっきしダメなへっぴり侍。
彼を取り巻く長屋の住人たちの
大騒動に巻き込まれながら、
赤穂浪士の討ち入りも微妙に絡んできて、
事態は思わぬ方向へと動いていきます。
「仇討ち」といえば、
「忠臣蔵」に代表されるように、
当時は武士の美学としてもてはやされたもの。
しかし、主人公の宋左衛門は、
自分の父親の仇討ちに疑問をもつようになります。
確かに、父を殺した相手は憎い。
だが自分が父から受け継いだのは
「人を憎むこと」しかなかったのか。
そして、浅野忠信扮する仇討ちの相手が、
幼な子の父親であり、
愛情をもって子どもを育てているその姿を見て、
仇討ちは憎しみの連鎖にしかならないのでは、
という念を強くしていきます。
長屋の住人たちもいわゆる
「えた・ひにん」といわれる最下層の人々。
彼らは支配者から虐げられ、
自由には生きられない人々なのに、
したたかに、でもこの上もなく明るく生きています。

宋左衛門はそんな人々の助けも得ながら、
誰も想像することのできない
「仇討ち」のクライマックスへと突入していきます。
共演の宮沢りえさんが、
私の愛読誌「キネマ旬報」の中のインタビューで
「攻撃してくる敵にピストルで反撃できるのが
本当に強い人間なのか。難しいけれど、
こういうことに疑問をもつことができたのは
この映画に出演できたおかげです。」
と語っています。

気持ちを強くもっていなければ弱虫ではいられない。
言い換えれば「弱虫でいることの強さ」
について考えさせられる映画でした。
しかし、キム兄の演技はよかった!
助演男優賞をあげたいくらいよかった。
ウクレッツ、夏のイベント出演が一段落・・・
9月9日の定禅寺STREETJAZZ FESTIVAL。
立て続けのイベント出演が終わり、
一段落しているところです。
ウクレッツにとっては、
イベント出演をひとつの目標にして
日ごろの練習をやってきて、
ハワイアンミュージックを
みんなで一緒に楽しみたい、
そんな思いで演奏してきました。

PMAでのようす

定禅寺ジャズフェスでのようす
どちらのお客さんも、
私たちの演奏を
最後まで楽しんでいただけたこと
とてもうれしく幸せに感じました。
来年に向けての
新たな意欲がわいてきた、
そんな感じです。
新しいハワイアンだけじゃなく
みんなが知っていて
みんなで口ずさめる
定番の曲も、
ウクレッツらしい雰囲気で
演奏していきたいと
メンバーと話し合っているところです。
秋田、仙台それぞれで
聴いてくださった皆さん
ありがとうございました。














