つま恋に3万5千人
吉田拓郎とかぐや姫のコンサートが行われました。
そこに3万5千人の大人のファンたちが集まったといいます。
どうやってわかったのかは知りませんが、
聴衆の平均年齢は49歳。
今から31年前の1975年、
同じ地に7万人の若者を集めて行われた
伝説のコンサートの再来だったそうです。

先日、テレビで9月のライブの模様を見ることがあり、
懐かしみながらもほとんどの曲を
口ずさむことのできる自分に気が付きました。
当時、中3だった私は、
井上陽水やよしだたくろうなどのいわゆる「フォーク」と、
荒井由美やオフコース、チューリップなどの「ニューミュージック」を
ごちゃまぜにして聴いていたような、
そんな過渡期にあったような気がします。
あの頃、親にせがんで買ってもらったギターを練習しながら、
ようやく弾けるようになったスリーフィンガーで
かぐや姫の「妹」や「22才の別れ」を歌っていたのを思い出します。
テレビを見ながら、かぐや姫の歌はほとんど全部歌えたのは、
そんな訳なのかと今さらながらに納得しました。
拓郎は今年で還暦の60歳。
南こうせつや伊勢正三はその下の世代でも50代後半。
つま恋に集まった観客を見ても、
みな自分と同じ年恰好のおじさんやおばさんたち。
拓郎やおいちゃん、正やんと一緒に歌いながら、
中には涙ぐんでいる人たちもいました。
それは、大病を患った拓郎が、
リハビリの末に元気な姿で
ステージに戻ってきたこともあるでしょうし、
彼が今も変わらず人生の生き様を
示してくれることへの喜びでもあるように思えました。
そして、あの頃はよく意味もわからずに
叫ぶように歌っていたあの歌の意味するところが、
30年の時を経て人生の機微を
少なからず味わってきた今ならば、
身にしみてよくわかる
ということもあるのだと思います。
拓郎の最後の曲「今日までそして明日から」を
一緒に気持ちよく歌っていると、
側で中2の息子が私をあきれ顔で見ています。
今の子どもたちは、彼らが今聴いている音楽を、
30年後にこんな気持ちでこんなふうに歌っているだろうか。
そんなことを思いながらも、
心はつま恋へ飛んでいるのでした。













